関西の地方都市に計画中の長屋建て集合住宅。
奥に細長い敷地に対して列をなしてつながる住戸構成とし、周辺の山並みに呼応するような一繋がりの屋根がコミュニティとしての一体性を現しています。
地方都市では当たり前の、生活の足として車と住宅がセットとして考えられる現状から、将来的にはシェアモビリティへ置き換わる未来も想像し、建物足元が駐車場以外の使い方となった場合にもコミュニティを醸成できるような空間を用意しました。
抜けとなるピロティ部分は布基礎(簡易な土間)とすることで、植物や作物を育てる土の場所、ビオトープなど、人間以外の居場所にもなる集合住宅を目指しています。
用途: 長屋
敷地面積: 678.95㎡
建築面積: 210.25㎡
延床面積: 480㎡
構造: 木造
規模: 地上3階